Kanon 第10話 「丘の上の鎮魂歌~requiem~」
もし、奇跡を起こせたら…相沢さんなら何をお願いしますか?
束の間の奇跡の終わる時――。
真琴と見た夢のおわり。
願いは成就したのか? 少女は幸せだったのか…
真琴編、終章です…
もう言葉も話せず人としての感情もなくなった真琴。
裕一は、美汐に頼み会ってもらう。
美汐によって自分の名前と裕一の名前を思い出す真琴。だが、それは一時的なもの。
次に熱を出せば最後…
美汐は裕一に願いでる。
「この子が望んでいたことがあるのなら、どうか叶えてあげてください」
真琴のために――
秋子と名雪と4人で外食に出かける。
帰りには真琴が撮りたがっていたプリクラを4人で写す。
庭で季節外れの花火をする。
家族に囲まれ幸せそうな真琴…。しかし、再びの発熱。
一晩中つきっきりで看病する裕一。
翌朝、真琴はまだ持ちこたえていた。
真琴が好きだったマンガを読み聞かせていた裕一は、真琴が望んでいたことに思い至る。
「結婚しようか、真琴――」
そう決めた裕一は真琴を連れて出かける。
秋子さんは、晩ご飯作って待ってるから、いってらっしやいと送り出す。
もう真琴が戻らないとわかっていても別れは言わないで。
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# by seraid | 2006-12-09 21:16 | Kanon